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« 明けない朝陽 | 罪には甘い罰を »

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« 明けない朝陽 | 罪には甘い罰を »

花々の涙、あるいはラップアラウンド

うなだれた
仄青い薔薇が
滴らす涙のように
わたしは
どこまで
おちていけばいいのだろう

奈落の底はまだ見えない

空気が刃となって
おちていく身体を傷つける
血も涙も携えて
見えない底まで真逆さま
どこまでおちたら
許されるのだろう

咲き誇った
桜の花々が
雨に打たれ散るように
わたしは
どこまで
おちていけばいいのだろう
どこまで
流されていけばいいのだろう

奈落に底はないのかもしれない

どこまでもおちる
一瞬の恐怖が永遠に続く
地に打ちつけられて
踏みつけられるよりも怖い
どこまでおちたら
罰せられるのだろう

どこまでおちたら
底に叩きつけられて
終われるのだろう

奈落の底はまだ見えない

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