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« 究極の愛のカタチ | 花々の涙、あるいはラップアラウンド »

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« 究極の愛のカタチ | 花々の涙、あるいはラップアラウンド »

明けない朝陽

夕焼けと夜空の間
灰色の中に君の姿を見た

明日を拒むふたり
自然と惹かれ合った

わたしは

暮れ泥む街を
愛おしく想い
抱きとめる

この黄昏のまま
どこにも行かないで

手を伸ばさないで
黒いびろうどのカーテン

強く強く抱いたのに
光はわたしををすり抜け
夜の帳は下りてしまった

鈍く光る不気味な夜空に
輝く星々は何処

君とふたり
震える肩よせ合って
眠れない夜を過ごせば

また

お陽さま昇って
朝が訪れる

でも

明日の夕暮れ
君を見つけられる
またふたりで
夜の恐怖を分かち合える

だから
大丈夫な気がした

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