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« 短編小説[VIRTUALIZED LOVE] | 愛のウタ »

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[奔放/貞操]

夜闇を除き恐れるものは何一つない
身体に刻まれる傷さえ
美しいと信じている

愛した娘はひどく我儘で
無邪気な瞳孔の奥に女が微笑していた

決して君が見ることのない肌の下では
孤独と交わした約束が
破られるときを待っている

広く暗い部屋で
涙は女を飾るけれど
陽が差せば何もかも一様

君は娘に触れられないのだから
恐れることは何一つない

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