枝杜来姫の展示室

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« 花のつぼみ | 枯渇 »

幼子の罪

Posted on Sun, Dec 19, 2004 13:54

雨の朝　手にしたチカラは
わたしにとって
大きすぎた

言葉は
何かを伝えるというけど
指先は何も言えない
ただ空を掻く

爪の先から滴る
甘いあまい蜜を舐めて

それでも
笑っているアナタを
いつの日か許す日が来るなら

有り余るチカラも
この手のなか
許されざる罪の意識さえ
洗い流さない非情な雨に打たれて。

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