枝杜来姫の展示室

あなた　は
わたし　の
こころ　の
すきま　に

いとも容易く入り込んできた
そして　あの子を植え付けた

さぁ　もうすぐよ
小さな檻　壊して
あの子が目醒める

わたし　は
あのこ　を
わたし　の

中に　いるのに
動かす術を　持たない
喉に突き刺すナイフも　無い

わたし　は
あのこ　に
嗚呼

あなたの。

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