枝杜来姫の展示室

賢い子たちはあの日
愛される術を否定した

強い子たちはいつでも
愛は不要だと言ってた

わたしは解らなかった
愛される子はどんな子
弱音や我儘の　正しい言い方

だって傷を作れば
君が振り向いてくれる

赤く深ければ
君を責める武器になる

誰も認めてなんかくれなかった
皆　わたしから奪っていった

君まで失うのが　怖かった

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